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  • 2019.12.6
  • 投資関連

株式会社オーシャンアイズへの投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:室田 浩司)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1 号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社オーシャンアイズ(以下「オーシャンアイズ」)(本社:京都市左京区、代表取締役:田中裕介)に対する投資を実行いたしました。

○今回の投資の概要
オーシャンアイズは、科学技術振興機構(JST)のCREST や京都大学の「インキュベーションプログラム」の支援を受けた研究プロジェクトである「サステイナブル漁業に向けたデータ指向型リアルタイム解析基盤の開発」の研究成果を事業化するため、2019年4月に京都大学と海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究者が共同で設立したベンチャー企業です。

オーシャンアイズの創業研究者は、漁業者にも地球にも優しい持続可能な漁業をもたらすべく、「デジタル化から最も遠く離れた産業」で漁業者と共に海況情報を予測するシステムの開発に取り組んでいます。オーシャンアイズが提供する海況情報は、海水温、潮流、塩分濃度にはじまり、「どこで魚が捕れやすいか」にまで及びます。

これらの海況予測情報は水産業のみならず、海洋土木工事の水産資源への影響予測、海ごみなど汚染物質の漂流予測、船舶の燃料費削減、新しい保険商品の開発といった様々な応用が見込まれます。

京都iCAPでは、オーシャンアイズが開発したシステムがその有用性から既に漁業者に受け入れられ始めていること、オーシャンアイズの事業が持続可能な開発目標(SDGs)が掲げる「海洋・水産資源の持続的利用、国際的な資源管理、水産業・漁村の多面的機能の維持・促進」に大きく貢献すること、水産業のみならず多方面への展開が期待できることを評価し、11月29日に3000万円の投資を実行しました。

株式会社オーシャンアイズ 概要

設立 2019年4月
事業内容 海洋に関するデータの解析システム・機器の開発
本社所在地 京都市左京区吉田本町36 番地1 京都大学国際科学イノベーション棟
ベンチャーインキュベーションセンター内
代表取締役 田中 裕介

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