- 2020.2.28
- 投資関連
LegalForce社への投資実行について
京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:室田 浩司)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社LegalForce(以下「LegalForce社」)(本社:東京都中央区、代表取締役:角田 望/小笠原 匡隆)に対する追加投資を実行いたしました。
〇LegalForceへの投資実行について
LegalForce社は大手法律事務所出身の弁護士と情報処理工学を専攻したエンジニアチームが、自然言語処理技術に高い知見と実績を有する森信介教授(京都大学学術情報メディアセンター/情報学研究科 知能情報学専攻)とともに立ち上げたリーガルテック・ベンチャーです。グローバル化・複雑化するビジネス環境やコンプライアンス強化の要請等から、大手企業の法務部門や法律事務所における労働環境は過酷さを増しています。
LegalForce社は、契約書レビュー業務を効率化して法務プロフェッショナルがより高度な判断業務に集中できるようにすることを目指し、AIを搭載した契約書レビュー支援サービス「LegalForce」を提供しています。リーガルテック市場が本格的に立ち上がる中、「LegalForce」は大手上場企業の法務部を中心に顧客層を広げ、契約書レビューAIマーケットをリードしています。
LegalForce社は、京都大学学術情報メディアセンターと共同研究を実施しており、自然言語処理及び機械学習技術による契約書レビュー精度向上に向けた研究開発を進めています。また京都大学大学院情報学研究科 末永幸平准教授(情報学研究科 通信情報システム専攻コンピュータ工学講座)からは、学術指導契約を通じたサポートを受けています。
京都iCAPは、テクノロジーでリーガルサービスに変革をもたらし、法務のデジタルトランスフォーメーションをけん引しようとするLegalForce社の挑戦を高く評価し、今回LegalForce社が実施した総調達額約10億円のシリーズBラウンドに、WiL,LLC(米国カリフォルニア州、Co-Founder CEO:伊佐山 元)、株式会社ジャフコ(本社:東京都港区、取締役社長:豊貴 伸一)、SMBCベンチャーキャピタル株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:石橋 達史)などと共に参加し、7800万円を引き受けました。
株式会社LegalForce 概要
設立 | 2017年4月21日 |
---|---|
事業内容 | 法律業務に関するソフトウェアの開発・運営・保守 |
本社所在地 | 東京都中央区 |
代表取締役 | 角田 望/小笠原 匡隆 |