NEWS

NEWS & TOPICS

  • 2020.3.31
  • 投資関連

ティエムファクトリ株式会社への投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:室田浩司)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業であるティエムファクトリ株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:山地正洋)に対する追加投資を実行いたしました。

○今回の投資の概要
ティエムファクトリは、透明な断熱材であるエアロゲル「SUFA」の実用化に取り組んでいるベンチャー企業です。SUFAは、京都大学大学物質-細胞統合システム拠点の中西和樹特定教授らとの共同研究により発明された新規素材で、住宅、物流、自動車など軽量で断熱性が求められる幅広い分野での応用が期待されています。

持続可能な社会の実現に向けて消費エネルギー削減の取り組みは重要であり、その中でも熱マネジメントによる省エネルギー化において透明性と断熱性を両立できるエアロゲルが注目されています。しかしこれまで、板状のエアロゲルを現実的なコストで製造することは困難でした。。

ティエムファクトリ社は京都大学との共同研究成果を基に、世界で初めて現実的なコストで透明な板状のエアロゲルの製造方法を確立しました。板状のエアロゲルは断熱窓や断熱壁、梱包材、自動車など数多くの製品へ展開が可能です。現在、ティエムファクトリはYKK AP株式会社と共同で断熱窓の開発、板状のエアロゲルの量産準備を進めています。

京都iCAPは、社会の省エネルギー化に貢献できる透明断熱材の製造方法を確立し、実用化に向けて製品開発を進めているティエムファクトリを高く評価し、総調達額4.1億円のシリーズCラウンドに参加して1億円の投資を実行しました。

ティエムファクトリ株式会社 概要

設立 2012年11月
事業内容 透明断熱材(エアロゲル)の研究開発
本社所在地 東京都港区
代表取締役 山地 正洋

お問い合わせCONTACT

ご相談・ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム