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  • 2021.4.30
  • 投資関連

メロディ・インターナショナル株式会社への新規投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美公)を無限責任組合員とするイノベーション京都2021投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP2号ファンド」)は、香川大学発ベンチャー企業のメロディ・インターナショナル株式会社(以下、メロディ社)(本社:香川県高松市、代表取締役:尾形優子)に対する新規投資を実行いたしました。

○今回の投資の概要
メロディ社は周産期医療の胎児モニタリングで利用されるモバイル型の分娩監視装置を開発する香川大学発ベンチャーです。

分娩監視装置は超音波ドップラ技術により胎児心拍を測定し、妊婦健診や分娩監視で利用される装置です。しかし既存製品は装置が大きくて据置型であるため、測定できる場所が限られます。そこでメロディ社はいつでも・どこでも遠隔で胎児モニタリングできるように小型・IoT化したモバイル型装置を開発し、2019年に医療機器として発売しました。

日本では産科施設の減少が進み、定期健診等の通院が妊婦にとって負担となっています。また高齢出産の増加により出産のハイリスク化も進んでいます。新興国・発展途上国では専門医不足と超長距離搬送による高い母子死亡率が課題です。更に最近では新型コロナウイルス感染が世界的に大流行しており、妊婦の感染対策が求められています。これらの課題に対して周産期における遠隔医療が解決策の一つであり、メロディ社の製品が安心安全な出産の実現に役立つことを期待しています。

京都iCAPはメロディ社の分娩監視装置iCTG及び周産期遠隔医療プラットフォームMelody iの将来性を高く評価し、第三者割当増資による1億5千万円の新規投資を実行しました。なお、本件投資は京都大学以外の国立大学発ベンチャーも支援可能となったKYOTO-iCAP2号ファンドによる、京都大学以外の国立大学発ベンチャー企業への初めての投資案件です。

メロディ・インターナショナル株式会社 概要

設立 2015年7月
事業内容 遠隔医療サービスにかかるプラットフォームと医療機器の製造、開発、販売
本社所在地 香川県高松市
代表取締役 尾形 優子(おがた ゆうこ)

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