京都大学イノベーションキャピタル株式会社（以下、「京都iCAP」）（本社：京都市左京区、代表取締役：楠美 公）を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合（以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」）は、京都大学にて構築されたiPS細胞技術を活用した再生T細胞療法の研究開発を進めるサイアス株式会社（京都市左京区、代表取締役：等泰道）に対する追加投資を実行したことを報告します。

○今回の投資の概要
今回の調達資金は、サイアスにて前臨床試験及び新たなパイプラインの開発資金に充当されます。サイアスは、今後、研究開発の強化、協力企業との連携、規制当局との協議に加え、積極的な事業開発を進め、がんや感染症に対する治療の実用化を目指し、iPS細胞技術を活用した再生T細胞療法の臨床応用を目指します。

京都iCAPでは、京都大学のiPS細胞技術を用いた先進的ながん免疫療法の重要な技術となり得る再生T細胞療法を一日も早く患者に送り届けようとするサイアスの挑戦とその社会的意義を評価して今回の投資を決定しました。京都iCAPは、D3バイオヘルスケアファンド1号投資事業有限責任組合（無限責任組合員：D3合同会社、代表パートナー兼CEO 永田智也）とともに、10月29日時点においてシリーズA3ラウンドにおける約3億円の第三者割当増資のうち、約2億円を引き受けました。

サイアス株式会社 概要

設立	2015年8月24日
事業内容	再生T細胞によるがん等の治療法の開発
本社所在地	京都市左京区
代表取締役	等 泰道（CEO/CTO）、五ノ坪 良輔（COO/CFO）