- 2022.3.28
- 投資関連
エネコートテクノロジーズへの追加投資について
京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美公)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社エネコートテクノロジーズ(本社:京都市上京区、代表取締役:加藤尚哉)への追加投資を実行しました。
○投資の概要
エネコートテクノロジーズは、京都大学化学研究所の若宮淳志教授を中心とする研究グループの成果を実用化するため2018年に設立された京都大学発ベンチャーであり、次世代薄型太陽電池の本命であるペロブスカイト太陽電池の実用化によるカーボンニュートラル社会実現への貢献をコーポレートミッションと位置付け事業に取り組んでいます。
今回の資金調達は、ペロブスカイト太陽電池の普及を実現するための戦略的パートナーシップ構築と長期成長に向けた基盤づくりを目的とするものです。調達した資金は、ペロブスカイト太陽電池の量産技術開発、製造・販売にかかる社内体制の整備・拡充などに活用し、エネコートテクノロジーズの事業及び経営基盤の強化を図ります。
ペロブスカイト太陽電池は薄型軽量でありながら、既存の太陽電池と同等の発電効率を実現しており、しかも室内などの低照度な環境でも高い発電効率を維持できるという特長を持っています。エネコートテクノロジーズはこのペロブスカイト太陽電池の実用化競争において世界のトップグループに位置しています。京都iCAPはこうした点を高く評価し、エネコートテクノロジーズが実施した総額15億9000万円の第三者割当増資のうち1億5000万円を引き受けました。なお、この調達には京都iCAP以外に17社が参加しています。
【引受先一覧】
未来創生3号ファンド | 運営会社:スパークス・アセット・マネジメント株式会社 |
イノベーション京都 2016 投資事業有限責任組合(KYOTO-iCAP1 号ファンド) | 運営会社:京都大学イノベーションキャピタル株式会社 |
KDDI Green Partners投資事業有限責任組合 | 運営会社:SBIインベストメント株式会社 |
Nikon-SBI Innovation Fund | 運営会社:SBIインベストメント株式会社 |
ホシデン株式会社 | |
ロボットものづくりスタートアップ支援投資事業有限責任組合 | 運営会社:フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 |
SMBCベンチャーキャピタル6号投資事業有限責任組合 | 運営会社:SMBCベンチャーキャピタル株式会社 |
株式会社エフ・シー・シー | |
MMCイノベーション投資事業有限責任組合 | 運営会社:JMTCキャピタル合同会社 |
関西イノベーションネットワーク投資事業有限責任組合 | 運営会社:池田泉州キャピタル株式会社 |
京銀輝く未来応援ファンド2号投資事業有限責任組合 | 運営会社:京銀リース・キャピタル株式会社 |
日本ガイシ株式会社 | |
三菱UFJキャピタル8号投資事業有限責任組合 | 運営会社:三菱UFJキャピタル株式会社 |
Monozukuri2号投資事業有限責任組合 | 運営会社:株式会社Monozukuri Ventures |
京信イノベーションC2号投資事業有限責任組合 | 運営会社:株式会社京信ソーシャルキャピタル 運営会社:フューチャーベンチャーキャピタル株式会社 |
中信ベンチャー・投資ファンド6号投資事業有限責任組合 | 運営会社:中信ベンチャーキャピタル株式会社 |
その他2社 |
株式会社エネコートテクノロジーズ 概要
設立 | 2018年1月 |
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事業内容 | ペロブスカイト太陽電池に関する研究開発や製造・販売 |
本社所在地 | 京都市上京区 |
代表取締役 | 加藤 尚哉 |