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  • 2022.12.28
  • 投資関連

株式会社アルガルバイオへの追加投資について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:楠美公)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1 号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するスタートアップである株式会社アルガルバイオ(本社:千葉県柏市、代表取締役:木村周)への追加投資を実行しました。

○投資の概要
アルガルバイオは、東京大学の河野重行名誉教授らの藻類に関する先端育種の研究成果を基に設立されたスタートアップです。同社はこれまでの研究開発により約3000株の微細藻類のライブラリーを構築していますが、この成果には京都大学大学院人間・環境学研究科の宮下英明教授が寄与しています。

アルガルバイオは現在、特定の用途や目的生産物に最適な藻類種を当社保有の藻類ライブラリーとそれに付随する蓄積データからスクリーニングするとともに、育種改良や培養製法の最適化を通じて事業化・実用化に必要な“藻類技術パッケージ”を顧客に提供していくバイオファウンダリー型の藻類開発プラットフォームとして様々な藻類由来のプロダクトやソリューションを開発中です。

藻類はCO2を活用して有用成分を産生することから、カーボンニュートラル社会の実現において大変有用な資源で、アルガルバイオは今年度より広島県大崎上島の研究拠点にて「微細藻類によるCO2固定化と有用化学品生産に関する研究開発」(NEDO事業)も開始しています。

京都iCAPは、化石燃料に頼らずCO2と太陽光から有用材料を大量生産可能なアルガルバイオの技術力を評価し、総調達額約9億4000万円のシリーズBラウンドにおいて5000万円の追加投資を実行しました。なお今回の資金調達には京都iCAPの他に、DBJキャピタル株式会社、株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズ、大陽日酸株式会社、伊藤忠商事株式会社など12社が参画しています。

株式会社アルガルバイオ 概要

設立 2018年3月
事業内容 藻類及びその成分の研究開発、生産及び販売
本社所在地 千葉県柏市
代表取締役 木村 周

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