京都大学イノベーションキャピタルと南都キャピタルパートナーズはアカデミア発ベンチャーへの支援強化に向けた連携協定を締結しました
～地域を超えてアカデミア発ベンチャーをとりまくエコシステムを形成～

国立大学法人京都大学の100％出資会社である京都大学イノベーションキャピタル株式会社（以下、京都iCAP）と南都キャピタルパートナーズ株式会社（以下、南都キャピタル）は、アカデミア発ベンチャーへの支援強化に向けた連携協定を締結しました。

新産業創出にむけ、国立大学ならびに公的研究機関が生み出す研究成果への期待はますます高まっています。これら研究成果を効率的に社会に還元すべく、技術移転機関（TLO）や産官学連携機能の強化が図られ、ベンチャーキャピタルとの連携等による資金面での支援も活発に行われています。また、起業家教育プログラム等の実施による知識面での支援、インキュベーション施設の提供といった場やネットワークの支援等、大学関連ベンチャーの創出・育成に向けたインフラ整備が進んでいます。

京都iCAPは、京都大学の研究成果を活用した大学発ベンチャー企業への豊富な投資実績と企業育成ノウハウを有しています。南都キャピタルは、スタートアップのリソースや強みを地域経済に還流することで地域活性化と出資先の企業価値向上を支援しております。

両者の保有する企業育成ノウハウと技術育成ノウハウを補完的に活用することで、アカデミアが有する研究シーズの事業化支援や投資業務、投資後の支援を通じた産業競争力の強化が期待できます。京都iCAPと南都キャピタルは、地域の枠を超えたアカデミア発ベンチャーをとりまくエコシステムの強化に貢献していきます

【京都大学イノベーションキャピタル（京都iCAP）について】
　京都iCAPは、京都大学 100％出資子会社として、京都大学を中心とした国立大学から生まれた研究成果を活用する企業を対象に投資やその他の事業支援を行っております。当社は現在、総額160億円のイノベーション京都2016投資事業有限責任組合（以下「KYOTO－iCAP 1号ファンド」）（2016年1月設立）と総額180億円のイノベーション京都2021投資事業有限責任組合（以下「KYOTO－iCAP2号ファンド」）（2021年1月設立）を運営しています。KYOTO－iCAP 1号ファンドの満期は最長20年、KYOTO－iCAP 2号ファンドの満期は最長17年に設定しており、基礎研究に強みを持つ京都大学の研究成果の実用化を長期にわたって支援することが可能となっています。また、KYOTO－iCAP 2号ファンドでは、一部資金を京都大学以外の国立大学ならびに大学共同利用機関法人発ベンチャーに投資することとしています。

【南都キャピタルパートナーズについて】
南都キャピタルパートナーズは、2020年10月に南都銀行の投資専門子会社として誕生いたしました。私たちは「投資を通じてナラに新しい価値を」ミッションとし、スタートアップと地域経済・南都銀行取引先・南都銀行グループとのオープンイノベーションの創出に汗をかくことで、地域・投資先の発展に貢献いたします。
現在、南都銀行を含む地域経済・社会課題の解決・貢献が期待できる全国のスタートアップに投資する「ナントCVC3号あけぼのファンド」と、奈良県およびその周辺地域における社会課題を解決するため、「実践者への投資」と「実践者の育成」をコンセプトに経済リターンを生み出すことを目的とした地域課題解決型の社会インパクトファンドである「やまと社会インパクトファンド」を運営しております。

【お問い合わせ先】
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
〒606-8317 京都市左京区吉田本町36 番地1
事業企画部長（広報担当） 河野修己
TEL：075-753-7588 FAX：075-753-7592
E-mail：info@kyoto-unicap.co.jp

南都キャピタルパートナーズ株式会社
〒630-8677奈良県奈良市橋本町16番地
（広報担当）遊田　清隆
TEL: 0742-27-1547
E-mail: info@nanto-cap.com