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  • 2017.3.2
  • 投資関連

株式会社FLOSFIAへの投資実行について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:室田 浩司)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社FLOSFIA(以下「FLOSFIA」)(本社:京都市西京区、代表取締役社長:人羅 俊実)に対する投資を実行いたしました。

○株式会社FLOSFIAへの投資実行について
FLOSFIAは、真空装置を使わない画期的な製造方法MISTEPITAXY®法によってα-Ga₂O₃(α型酸化ガリウム)を用いたパワー半導体デバイスを開発・製造する京都大学発ベンチャーです。α-Ga₂O₃は京都大学藤田静雄教授により見出された画期的なパワー半導体材料であり、電力変換損失を大幅に削減しつつ電力変換回路全体のコストを大きく低減することが期待されています。FLOSFIAは、世界に先駆けてα-Ga₂O₃半導体の研究開発に取り組み、ダイオード(SBD)の実証試作に成功、また世界最小の特性オン抵抗や高速スイッチングを確認するなど、画期的な成果をあげてきました。更に新規p型半導体酸化イリジウム(α-Ir₂O₃)を発見してノーマリーオフトランジスタ(FET)の基礎技術の構築にも成功しております。

省エネへ取り組む世界的な動きの中で、機器の電力を制御するパワーデバイス市場は着実な伸びが期待され、産業、自動車・電装、新エネルギー等の分野における省エネの切り札として、α-Ga₂O₃は、その量産化が嘱望されています。京都iCAPは、今回の投資によりFLOSFIAが製造ラインを構築し、世界に先駆けてα-Ga₂O₃半導体の量産化を実現することに期待して、下記のベンチャーキャピタルおよび事業会社とともに総額7億5千万円の第三者割当増資に応じ、うち当社は1億円の投資を実施いたしました。

【第三者割当増資の引受先】
(※)それぞれが運営するファンド にて引受

みやこキャピタル株式会社(※) (本社:京都府京都市、代表取締役:山口哲史)
株式会社環境エネルギー投資(※) (本社:東京都品川区、代表取締役:河村修一郎)
株式会社東京大学エッジキャピタル(※) (本社:東京都文京区、代表取締役社長:郷治友孝)
ニッセイ・キャピタル株式会社(※) (本社:東京都千代田区、代表取締役:有馬英二)
株式会社安川電機 (本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:小笠原浩)
京都大学イノベーションキャピタル株式会社(※) (本社:京都府京都市、代表取締役:室田浩司)
フューチャーベンチャーキャピタル株式会社(※) (本社:京都府京都市、代表取締役社長:松本直人)

 

株式会社FLOSFIA 概要

設立 平成23年3月31日
事業内容 MISTEPITAXY®法による α-Ga₂O₃パワー半導体デバイスの開発・製造
本社所在地 京都府京都市西京区
代表取締役 人羅 俊実

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