NEWS

NEWS & TOPICS

  • 2017.12.18
  • 投資関連

株式会社クエステトラへの投資実行について

京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、 代表取締役:室田 浩司)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016 投資事業有限 責任組合(以下「KYOTO-iCAP1 号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベン チャー企業である株式会社クエステトラ(以下、クエステトラ)(本社:京都市中京区、代 表執行役:今村元一)の株式を取得いたしました。

○クエステトラの株式取得について
クエステトラは、業務プロセス管理ソフトウェア「Questetra BPM(Business Process Management) Suite」の開発およびBPMコンサルティングを主力事業とするベンチャー 企業です。このソフトウェアには、京都大学大学院工学研究科の加藤直樹名誉教授の研究成果「知識発見支援ソフトウェアMUSASHI」で培われたアルゴリズムが広く組み込まれて います。業務フロー図描画機能、作図機能や業務処理結果分析機能を搭載したクラウド型のソフトウェアであり、企業内の複雑な業務フローの可視化・改善を容易にすることができま す。

業務プロセスの効率改善、業務コスト管理への関心の高まりや、管理情報の利活用シーンの増加を受け、BPMによる業務改善アプローチが注目されています。日々刻々と変化する経営環境に合わせ、あるべき業務プロセスを業務システムに反映させ続けていくことが求められていますが、すべての社員が容易に作成でき、かつ拡張性の高いBPMソフトウェアは、いまだに一般社会には普及していません。

そうした中、クエステトラはプログラミング知識やシステム知識は不要で、全てをブラウ ザだけで操作できるソフトウェアを開発することに成功しました。クエステトラのソフトウェアを用いることで社内の業務進捗を可視化し、業務プロセスを自社内の誰でも容易かつ継続的に改善し続けることが可能となりました。

現在、クエステトラは有料登録企業約200社にダイレクトにクラウドサービスを提供し ている他、金融機関・教育機関・航空会社等へのソフトウェア提供を行っており、今後の更 なる事業拡大に向けて製品機能の改良・新機能の開発を実践しています。京都iCAPでは、このソフトウェアが、産業界の業務プロセスの可視化・効率化ニーズへ対応し、さらには品 質保証や内部統制体制の構築にも寄与する可能性があると期待し、7,040万円で同社株式を 取得いたしました。

株式会社クエステトラ 概要

設立 2008年4月1日
事業内容 業務プロセス管理「Questetra BPM Suite」の開発BPMコンサルティング
本社所在地 京都市中京区
代表取締役 今村 元一

お問い合わせCONTACT

ご相談・ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム