京都大学イノベーションキャピタル株式会社（以下「京都iCAP」）（本社：京都市左京区、代表取締役：室田 浩司）は本日、広州民営投資股份有限公司（以下、広州民営投資）（本社：中華人民共和国広東省広州市）との包括業務提携に関する協定（以下「本協定」）を締結し、日中第三国市場協力フォーラムにおいて文書調印いたしました。

○広州民営投資との業務提携について
広州民営投資は、広州市政府の支援のもとで広東省を中心とした76社の民営企業（内、上場企業53社）の共同出資によって設立された、株主企業の技術力や業界における影響力及びそれぞれのリソースを活用し、新規事業を創出することを使命としています。また、世界各国の有名大学、研究機関及び産業投資ファンドと積極的に提携し、事業展開を図っています。

広州民営投資の主な投資領域は新素材や新エネルギー、人工知能、生命科学分野ですが、100億元（約1,600億円）規模の「広州生物医薬産業投資ファンド」の運営管理も行っているため、特に生命科学分野の投資に関して大きなアドバンテージを持っています。また、広州市が建設する予定の中国メディカルバレーとの連携や株主企業とのマッチングも積極的に進めています。

京都iCAPは、同公司との提携により、弊社投資先企業による中華圏を中心とするアジア進出において、一定のシナジー効果が期待されると判断し、本協定を締結しました。今後、ベンチャー育成の分野を中心に具体的な議論を進めていくことで合意しています。

広州民営投資股份有限公司 概要

設立	2017年1月
事業内容	民営企業への投資・支援
本社所在地	中華人民共和国広東省広州市
董事長	張超民