- 2018.11.29
- 投資関連
株式会社ミライセルフへの投資について
京都大学イノベーションキャピタル株式会社(以下「京都iCAP」)(本社:京都市左京区、代表取締役:室田 浩司)を無限責任組合員とするイノベーション京都2016投資事業有限責任組合(以下「KYOTO-iCAP1号ファンド」)は、京都大学の研究成果を活用するベンチャー企業である株式会社ミライセルフ(以下、ミライセルフ)(本社:東京都品川区、代表取締役:井上 真大/表 孝憲)に対する投資を実行いたしました。
○ミライセルフへの投資実行について
ミライセルフは、個人の価値観と会社風土とのミスマッチが従業員離職の主要因の一つであることに着目し、組織心理学や機械学習の技術を基に求職者と採用企業の価値観に基づくマッチング・プラットフォーム「mitsucari」を提供するスタートアップです。
企業向けサービスとして、企業と求職者の価値観のフィットを提示する「mitsucari適性検査」では、採用活動の効率化、社員定着率向上、さらには配属の高度化等を可能にします。
求職者向け求人マッチングサービスの「mitsucari」は、希望勤務地や職種だけでなく、価値観がマッチする企業からの求人情報だけを求職者にお届けします。同社は、これらのサービスを通じて就職・転職、アルバイト、人材派遣等におけるマッチング・プラットフォームの業界標準を目指して着実にユーザー数を拡大中です。
なお、京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻の田島敬史教授(社会情報メディア講座)が同社の科学顧問を務めており、機械学習理論及びソーシャルグラフ研究に基づくマッチング度の具体的な算出手法等、人工知能によるマッチング技術の更なる高度化に向けたアドバイスを行っています。
京都iCAPでは、労働力不足の深刻化や、働き方改革の重要性が増す昨今において、「人と企業のミスマッチをなくして仕事で不幸に感じている人をなくす」というミライセルフのミッションと「mitsucari」のマッチングプラットフォームとしての可能性を引き続き評価して、株式会社ウィルグループ(本社:東京都中野区、代表取締役会長兼CEO:池田良介)のコーポレートベンチャーキャピタルファンド、およびハックベンチャーズ株式会社(本社:大阪市北区、マネージングパートナー:金沢崇)が運営するファンドと共に、総額1億5千万円の第三者割当増資に応じ、3千万円の追加投資を実行しました。
株式会社ミライセルフ 概要
設立 | 2015年5月25日 |
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事業内容 | 人工知能によるマッチング・プラットフォーム「mitsucari」による採用支援サービスおよび求人マッチングサービスの提供 |
本社所在地 | 東京都品川区東五反田2丁目3番3号 東五反田AMビル5階 |
代表取締役 | 井上 真大/表 孝憲(二代表制) |